軽貨物の再配達を減らすシステムとは? 社会問題の解決に向けたインフラ整備

 

みなさんは、宅配便の「再配達」を利用したことはありますか? 再配達は、留守中だったので受け取れなかった荷物をもう一度届けてもらえる便利なシステムです。しかし、何度も荷物を届けることになる配達員・配送会社の負担は非常に大きく、社会問題になっています。

そのため、国土交通省が対策を呼びかけ、多くの企業が再配達削減に取り組み始めました。代表的な対策としては、コンビニ受け取りや配送会社の営業所での受け取りが挙げられます。配達員に応対する必要がないため、考えようによっては自宅での受け取りよりも便利かもしれません。

 

 

また、最寄り駅での宅配ロッカーの利用や、いわゆる「置き配」も有効な方法です。ヘビーユーザーの方なら、宅配BOXを設置してみてもいいでしょう。エントランスに共用の宅配BOXを設置する集合住宅も増加しています。

これらのインフラ整備の結果、令和元年10月には約15.0%だった宅配便再配達率が、令和2年10月には約11.4%にまで減少しました。今後もさらなる再配達の削減が期待されます。そもそも再配達依頼は手続きが面倒なので、ユーザー目線でもなるべく減らしたいものです。在宅時間が少ない方や一定しない方は、上記の対処法を試してみてはいかがでしょうか。